日本のお札、あの人はだれ?

日本のお札、あの人はだれ?

今回は日本で使う「おさつ」についてお話します。日本のお金は、1,000円、5,000円、10,000円の3種類が、お札のタイプとなり、その他は、コインを使うことになります。

みなさんは、日本の「お札」に描かれている人物のことを気になったことはあるでしょうか。

世界の多くの国でも「お札」にも人が描かれていますが、その人物を知れば、その国のことを、もっとよく知る機会になります。今回は日本のお札の歴史人物について、いっしょに学びましょう。

日本のお札

日本のおさつに描かれている人は、「日本国民に広く知られていて、世界にも誇れる人物」が選ばれています。まずは、今使われている3つのお札の「人物」を確認しましょう。

10,000円札・・・福沢諭吉ふくざわゆきち

5,000円札・・・樋口一葉ひぐちいちよう  ※2004年より前に発行されたのは (新渡戸稲造にとべいなぞう

1,000円札・・・野口英世のぐちひでよ ※2004年より前に発行されたのは(夏目漱石なつめそうせき

※1,000円札と、5,000円札に、もう一人名前を書いていますが、これは、2004年より前に発行されたお札に描かれていた人物です。2019年現在、ほとんど見ることがなくなりましたが、もしかしたら、日本で見ることがあるかもしれません。これらは、ニセモノではないので、安心してください。

それでは、それぞれの人物のプロフィールを見ていきましょう。

福沢 諭吉(10,000円札)

(1835年-1901年)教育者。日本の有名な慶応義塾大学を作った人物。海外の文化を広く学び、オランダ語のほか、ひとりで英語を学ぶ。福沢諭吉が書いた「学問のすすめ」という書物は、多くの人に読まれ、社会に大きな影響を与えた。別記事で紹介した「ジョン万次郎」とは、一緒にアメリカへ行き、様々な研究を行った。

樋口 一葉 (5,000円札)

(1872年-1896年)小説家。17才で父親を亡くし、家族を支えるために小説家に。お金がなく、苦しい状況の中で、数々の良い作品を残し、中でも「たけくらべ」が彼女の代表作として有名、女性の社会進出を表す人物。「一葉」は小説のペンネームで、本名は「なつ」。24才の若さで亡くなる。

野口 英世(1,000円札)

(1876年-1928年)医者、学者。何度もノーベル賞にノミネートされるほど、多くの細菌さいきんに関する研究結果を残し、人々を救った人物。 アフリカで黄熱病おうねつびょうという、病気の研究をしていたとき、自らが黄熱病にかかり、亡くなる。小さいころに左手に大ヤケドし、手が不自由な中、一生懸命勉強し、医者になった努力家。

新渡戸 稲造 ( ※ 旧5,000円札)

(1862年-1933年)教育者。英語で書いた「武士道」という本が世界的に有名になる。若いころから西洋の文化、技術、学問に興味を持ち、日本と海外で学者として活躍。アメリカ人と国際結婚、日本では女性の教育にも力を入れた人物。「日本と海外の懸け橋になりたい」と考えていた新渡戸は、国際的組織に日本を代表して出席、世界でも有名な日本人となった。

夏目 漱石(※旧1,000円札)

(1867年-1916年)小説家、学者。「こころ」「坊ちゃん」などの小説が有名。日本人なら一度は、夏目漱石の小説を学校で読む。彼の小説ファンは日本だけでなく海外にも多く、世界的に有名な人物。別記事「どうして日本人の「気持ち」は分かりにくいのか」でも紹介したとおり、もともと英語教師であったが、イギリスへ留学したのち、小説家に。「漱石」は、小説のペンネームで本名は「金之助きんのすけ

見たことある?「2,000円札」

先ほど、日本には3つのおさつがある、と説明しましたが、実は「2,000円札」も、あるのです。2,000円札は今も使えますし、ニセモノではないので、安心してください。見つけたあなたは、ラッキーかもしれません。

これは、西暦”2000“年に、作られたオフィシャルなお札です。2000年には「サミット」という国際会議が行われたことから、沖縄の「守礼門しゅれいもん」という建物が描かれています。

このお札の裏には、こっそりと、人が写っています。それが紫式部むらさきしきぶという人物です。

紫式部(2,000円札)

(978年?-1019年?)今から1,000年前の作家。「源氏物語げんじものがたり」という作品を書いた人物で、今の時代まで、長く読まれている物語、小説。内容は「恋愛、ラブストーリー」。お札には、作品の一部分の詞が、描かれている。

2024年、新しいお札が誕生!

最後に、日本で2024年から新しく発行されるおさつについて、紹介します。

渋沢 栄一 (10,000円札)

渋沢栄一しぶさわえいいち(1840年-1931年)実業家。日本経済の基礎を作り、500以上の企業の設立、大学や教育機関の発展に関わる。 ヨーロッパの経済を学び 、日本で初めて「銀行」と「株式会社」を作った人物。彼の考えを学ぶ人は、今の時代にも多くいる。ノーベル平和賞に2回ノミネートされるほど、社会貢献にも力を入れた。

津田 梅子(5,000円札)

津田梅子つだうめこ(1864年‐1929年)教育者。日本の女性教育、英語教育の基礎を作り、 日本で有名な、津田塾大学を創立。6才からアメリカへ留学、日本で初の女子留学生。11年間日本を離れたため、日本とアメリカとの文化の違いを感じ、特に、女性の活躍できる社会を作るための教育に努めた人物。

北里 柴三郎(1,000円札)

北里柴三郎きたさとしばさぶろう(1853年-1931年)医学者。破傷風はしょうふうを治す方法を発見し、世界で有名になる。日本の有名な北里大学や、研究所を設立するなどし、日本の「近代医学の父」と呼ばれる。北里には新しい研究所を作るお金が無かったとき、「福沢諭吉」が助けてくれたエピソードがあった。日本を代表する歴史人物の二人は、ここでつながっている。

今の日本は、この人物たちのおかげで出来ています。みなさんも、日本でお金を使うときには、思い出してみてください。

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